ルビンの壺の学生作品

横顔の前髪やまつ毛や少し尖らせた口が印象的で、壺のかたちとしても特徴的です。とても正確に左右対称の作図ができ、平塗りも丁寧にむらなく仕上がっています。
「ルビンの壺(杯)」は、下書きから平塗りまで基本的な作業を丁寧に積み重ねることによって、図と地が逆転する効果を引き出すことができます。

覆面プロレスラーの横顔でしょうか。複雑な面構成ですが、作図、平塗りともに、丁寧に仕上がっています。壺として見たとき鳥のかたちが印象的で、何かのトロフィーのようにも見えます。
横顔よりも壺のかたちが先に図に見えるかもしれません。作業面だけでなく図のアイデアにおいてもレベルの高い作品に仕上がっています。

上部に大きな杯をのせたようなかたちが印象的な壺です。この杯は、帽子のつばの先端にあたり、なめらかにつながる曲線が作図できています。
やや左右対称ではない部分があるので、正確にトレースした線は最後の仕上がりまで活かしましょう。

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